入学、進学、新年度と、新しいスタートに桜前線の便りも加わり、一気に春がやってきて、心躍り、力みなぎる季節へ。最近は温暖化の影響で、本当にお気に入りの袷のきものを楽しめるのは、4月いっぱいくらいでしょうか。どんどんきものを着て、外へ出かけましょう。

入学式
卒業式と同様に、清潔感のある知的な装いでお子さんの成長を祝いたいものです。遠目には無地に見える江戸小紋は、背紋をひとつ入れておくと、こうしたときに重宝です。帯は織で。金糸銀糸のゴージャスなものは避けましょう。
結婚式・披露宴
新郎新婦との関係、続柄によって、また結婚式や披露宴の形式や場所によって、装いが変わってきます。親族で、結婚式にも出席する場合は黒留袖。披露宴だけならば、仲人でなければ色留袖か、訪問着。色無地でも紋がついていれば大丈夫です。帯はいずれもフォーマルの袋帯を。小物もカジュアルのものではなく、光沢のあるフォーマルなふっくらとしたものを用いて、新郎新婦を寿ぐ気持ちを装いに表します。ただし、立食パーティーや、レストランウエディング、二次会等ならば、小紋や紬で大丈夫な場合も。事前にドレスコードをよく確認しましょう。
春のお茶会
大きな茶会が増える時季。心を大切にするお茶の世界では、華美な装いはご法度ですが、それでも春の大寄せ茶会なら、訪問着や小紋で、少し華やかに装いたいもの。季節をたっぷりと感じられるコーディネイトで、一期一会を。ただし、伊達衿は質素を重んじるお茶の世界では嫌われます。
お花見
名所名跡の桜を求めて遠くへきもの姿で旅に出かけるのは、究極の憧れ。でも、きまぐれな桜は、毎年満開のタイミングが変わるので、運が悪いとつぼみだったり、散りぎわだったり。そこで、今年は、近所の桜をきもの姿で愛でてみてはいかがでしょうか。お友達を誘って、春らしい柔らかいコーディネイトの紬や小紋、お召しで。急に寒くなることもあるので、スカーフやショールを持っていると安心です。




